Pythonでの音声合成:pyttsx3で読み上げ音声を変更する方法

音声合成は、テキストを自然な音声に変換する技術です。Pythonでは、pyttsx3というモジュールを使用して、簡単に音声合成を実現することができます。この記事では、pyttsx3を使用して音声を変更する方法について詳しく説明します。具体例と具体的なコードを交えながら、手順を解説します。

1. pyttsx3のインストール

まず最初に、pyttsx3をインストールする必要があります。以下のコマンドを使用して、pipを使ってインストールします。

pip install pyttsx3

2. pyttsx3を使った音声合成

pyttsx3を使って音声合成を行うには、以下のステップを実行します。読み上げ音声の変更についてはこのStep4で解説します。

ステップ 1: ライブラリのインポート

まずは、pyttsx3をインポートします

import pyttsx3

ステップ 2: エンジンの初期化

次に、音声合成エンジンを初期化します。

engine = pyttsx3.init()

ステップ 3: テキストの設定

変換したいテキストを設定します。

text = "Hello, world!"

ステップ 4: 音声の変更

音声の設定を変更するために、以下のコードを使用します。

voices = engine.getProperty('voices')
engine.setProperty('voice', voices[1].id)  # 0番目の声を選択する場合は[0]を指定します

上記の例では、voices[1]を使用して2番目の音声を選択しています。voicesは利用可能な音声のリストで、インデックスを変更することで異なる音声を選択することができます。

ステップ5: 音声の再生

最後に、指定したテキストを音声として再生します。

engine.say(text)
engine.runAndWait()

これで、指定したテキストが選択した音声で再生されます。

3. 実行例

以下に、上記の手順を組み合わせた具体的なコード例を示します。

import pyttsx3

# エンジンの初期化
engine = pyttsx3.init()

# テキストの設定
text = "Hello, world!"

# 音声の変更
voices = engine.getProperty('voices')
engine.setProperty('voice', voices[1].id)

# 音声の再生
engine.say(text)
engine.runAndWait()

上記のコードを実行すると、指定したテキストが2番目の音声で再生されます。このように、pyttsx3を使用することで簡単に音声合成を行うことができます。また、異なる音声を選択することも可能です。

まとめ

pyttsx3は他にもさまざまなオプションや機能を提供しており、音量や速度の調整、テキストの保存なども可能です。さらに、pyttsx3はクロスプラットフォームで動作するため、WindowsLinuxMacなど、さまざまな環境で利用することができます。この記事では、pyttsx3を使用して音声を変更する方法を詳しく解説しました。具体的なコード例を示しながら手順を説明しましたので、ぜひ実際に試してみてください。Pythonでの業務の自動化について学ぶには下記のようなサイトが有効です。

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