JSON(JavaScript Object Notation)は、軽量で人間が読み書きしやすいデータ形式です。しかし、Excelはよく使われているデータ管理ツールであり、JSONデータをExcelに変換する必要がある場合があります。この記事では、Pythonプログラムを使用してJSONデータをExcelに変換する方法を解説します。
必要なライブラリをインストールする
Pythonを使用してJSONデータをExcelに変換するには、 pandas ライブラリを使用することができます。pandasライブラリは、データ解析や操作に特化したライブラリであり、Excelのような表形式のデータを扱うことができます。
pandasライブラリをインストールするには、ターミナルまたはコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
pip install pandas
JSONデータをExcelに変換するPythonプログラムを作成する
以下のPythonコードは、JSONデータをExcelに変換するプログラムの例です。
import pandas as pd # JSONデータを読み込む json_data = pd.read_json('sample.json') # Excelファイルに変換する json_data.to_excel('sample.xlsx', index=False)
このコードでは、まず pandas ライブラリをインポートしています。次に、 pd.read_json
関数を使用してJSONデータを読み込んでいます。最後に、 to_excel
関数を使用して、読み込んだJSONデータをExcelファイルに変換しています。
実行例
以下は、サンプルJSONデータをExcelファイルに変換した例です。
サンプルJSONデータ(sample.json)
[ { "name": "John Smith", "age": 30, "city": "New York" }, { "name": "Jane Doe", "age": 25, "city": "Los Angeles" }, { "name": "Bob Johnson", "age": 45, "city": "Chicago" }]
実行結果
import pandas as pd # JSONデータを読み込む json_data = pd.read_json('sample.json') # Excelファイルに変換する json_data.to_excel('sample.xlsx', index=False)
変換後のExcelファイルの結果は以下の通りです。
name | age | city | |
---|---|---|---|
0 | John Smith | 30 | New York |
1 | Jane Doe | 25 | Los Angeles |
2 | Bob Johnson | 45 | Chicago |
pandasライブラリの read_json
関数は、JSON形式のファイルを読み込み、DataFrameオブジェクトに変換します。DataFrameオブジェクトは、pandasライブラリの主要なデータ構造であり、Excelのような表形式のデータを扱うことができます。
このプログラムでは、 to_excel
関数を使用してDataFrameオブジェクトをExcelファイルに変換しています。 index=False
を指定することで、Excelファイルに行番号を含めないようにしています。
まとめ
Pythonを使用してJSONデータをExcelに変換する方法を解説しました。pandasライブラリを使用することで、JSONデータを簡単にExcelファイルに変換することができます。本記事で紹介したPythonコードを参考にして、自分のプロジェクトでJSONデータをExcelに変換するプログラムを作成してみてください。これらのプログラムはPythonの基本的な文法とライブラリで実装することができます。Pythonの基礎学習には下記のようなサイトの利用が有効です。